自費診療
歯を失うと「負の変化」が起こります。
それを食い止めてくれるのがインプラントです。
歯を失った箇所に人工の歯根を埋め込んで、その上に差し歯を作り噛めるようにする方法を言います。骨に埋め込んでいますので、しっかり噛めますし見た目も自然です。当院の患者様によると、入れ歯ではうどんをすすれなかったのが、インプラントを入れたことで、すすれるようになったと言われました。また、入れ歯を安定させるためにインプラントを数本埋め込む方法もあります。
歯を失うと「負の変化」が起こります。隣の歯が支えを失ったことで斜めに倒れこんできたり、噛み合わせが無くなることで対合の歯が飛び出してきます。歯並びやかみ合わせが悪くなり、肩こりや顎関節症の原因にもなります。骨も歯がなくなったことで萎縮を起こし痩せていきます。また反対側の歯で噛もうとするので、そちらの歯も負担が大きくなり悪くなってきます。これらの負の変化を食い止めてくれるのがインプラントです。
インプラントは、入れ歯やブリッジ(抜いた歯の両隣の歯を削り、ひとまとまりの差し歯にしたもの)と違い、1本の独立した歯と同じですので隣の歯や周囲の歯にあまり影響は与えません。固定するので噛みやすいのですが、歯を削るということで歯の寿命を短くさせてしまうことや、土台になる歯も余計に負担がかかるようになるため、その歯もだんだん弱ってくることが欠点です。
インプラントは、外科処置を伴いますので全身的な状態も影響します。コントロールが不十分な糖尿病や免疫不全の方、放射線治療を受けている方(終了してまだ日が浅い方)、骨の成長が終了していない方(身長がまだ伸びている)などはできません。口腔内清掃状態が悪い方、歯周病の方、骨粗鬆症の方、喫煙者も基本的には適応外になります。それは、結果的に成功しない可能性が高いからです。かかりつけの医師からの情報も聞いて検討することになります。